今回は、株式投資をしていて一度は経験したことがある悩みと、それを解決するための考え方を紹介します。
多くの人が「あ、これ自分のことだ。」と思うであろう内容となっていますので、ぜひこの記事を読んで今後の投資の参考にしていただければ幸いです。
こんな方におすすめ
- 株式投資の成績が悪くて悩んでいる
- 最近投資で大損をしてしまった
- 今後、大きく損をしていかないためのマインドを知りたい
※『株式投資 第4版』の内容を参考に過去のデータから踏まえた解決策となっています。投資の結果については責任を負いかねますのでご了承ください。
値動きがあるものを魅力に感じてしまいます。

株価には配当や業績といった経済的な価値だけでなく、投資家たちの心理的な要因によっても値動きが変動します。
値動きが激しいということは、多くの人があなたと同じように株価に対して一喜一憂しているということに他なりません。
値動きの激しさから
「自分はきっと儲けられるはずだ。」
と思ってしまうのも人間の心理として仕方のないことですが、株価が変動しやすいということは損をしてしまっている人も多くいるということを忘れないでおきましょう。
多くの人が支持する株を今買わなければチャンスを逃してしまうと思って購入しました。でも、これでよかったのでしょうか。

多くの人が支持する株って魅力に感じますよね。
しかも
「今自分も買っておかないと大金を掴むチャンスを逃してしまう!」
って思ってしまいませんか?
大多数の意見に従ったり、自分の考えを優勢な意見に合わせたりする傾向を心理学では群集心理と呼びます。
個人投資家の多くは
「誰かが何かを知っている」
という状態にすごく敏感になり、自分も乗り遅れまいと行動してしまいます。
一時的に社会的な圧力によって株価が高まることもありますが、どこかで急落してしまう場合が多いので、高値で掴んで、底値で売ってしまうということにならないよう気をつけてください。
株を頻繁に売買しています。

頻繁な売買は余分な心配と利回りの低下をもたらします。
数多くのトレーダーの記録を検証すると、頻繁に売買をするトレーダーは売買を繰り返さないトレーダーに比べて、利回りが7.1%も低くなったようです。
頻繁な売買は多くの手数料を支払うことにも繋がりますので、見えないところで損をしてしまっているケースもあります。
十分に注意してください。
1回の成功が忘れられません。その成功によって自信過剰になっています。

多くの人はたまたま株価が上がっていっただけかもしれないのに、それが自分の優れた投資技術によるものだと思ってしまいます。
投資を始めたばかりの人ほど、この幻想に惑わされて有頂天になってしまいます。
人には同じように見える出来事の多くに類似点を見出してしまう傾向があり
似たような状況が訪れた時に
「前と同じような状況だ!」
と結論付けてしまいます。
これによってどれだけ多くの投資家が涙したことか。
株式投資の世界に絶対はありません。
多くの人の行動や心理が市場には織り込まれており、先の結果を予想することは不可能です。
不可能だということを頭の片隅に置いておくだけでも、大損からあなたは抜け出すことができます。
くれぐれもパターンに自分で考えたパターンに当てはめて投資をしないようにしましょう。
今回も同じような値動きをするだろうと高を括ってしまった。

これは先ほどの悩みと同じことですね。
心理学では
人間は世の中のランダムな出来事をそのまま受け入るようにデザインされていない
と考えます。
多くの人にとって
市場のほとんどの動きはランダムで、その動きを判定する原因や理由は存在しない
と考えることは本能的に無理なのです。
なので常に市場はランダムであるという現実を認識しておく必要があります。
「お、これは値上がりの予感!」
と思っている時点で黄色信号なわけですね。
個別株で下落する銘柄ばかりを選んでしまいます。

人は基準値(購入した時の価格、金額)から一定の金額を失った場合、基準値から同じ金額の利益を得た時よりも強いショックを受けます。
そのため多くの投資家が損失を取り戻そうとして、さらに同じ株を買い込んだり(今は株価が安いだけ!もっと買えば後々リターンは大きくなる!)、ハイリターンが狙えそうな(自分で思い込んでいる)株を大量購入したりと、結果的にリスクを増やす行動をとってしまいます。
自分が悪い投資をしてしまったと認めるのはとても難しいことです。
なかなか投資の失敗というものは受け入れられないものです。
しかし、もし見通しが悪いと感じたならば損失の有無に関わらず、株を売却すべきです。
それが結果としてあなたを救うことになるからです。
含み損のある株を売ってしまったら大きな損失だけが残るよ!

その通りです。
だからほとんどの人が、その反対の行動をしてしまうのです。
含み損が出ているのに、保有し続けてしまう
そうなると含み損が次第に膨れ上がっていくか、そのまま損した状態になってしまいます。
株価がいつかは戻るだろうという希望的観測は損失を増やすことにつながります。
結論:短期投資は大きなリスクを負う
株を買った直後に買値を下回ってしまうことは多くあります。
人は常に損失を回避しようとするので、株価の下落はとても気がかりになるものです。
ただ長期的に見れば、株式投資は上昇基調ですので、短期で見る損失も長期で見るとプラスに転じる可能性を秘めています。
株式投資においては長期になるほどボラティリティ(変動率)が減少していくということは念頭に置いておきましょう。