これからさらに人々の想像を超えて世界は変化していくと思います。
そんな激動する時代の中をこれから生きていかなければならない子ども達は一体どのような力を身につければいいのでしょうか。
また、教師や親はどのようなことを意識しながら子どもの育成を図る必要があるのでしょうか。
今回は安宅和人さん著書『シン・ニホン』を参考にしながらその答えに迫っていきます。
タイトルは小学校で育成するべきと書いていますが、小学校教員だけでなく、幼稚園保育園や中学校、高校の先生
そして保護者のあなたにとっても子どもを育てていく上で大切なエッセンスが詰まっていますので、ぜひ読んでいただければと思います。
これからの時代について
では、まずはこれからの時代の話をしていきたいと思います。
時代がどのように変化し、どこへ向かっているのかということを知っておくだけでも子どもに身につけさせるべき力を見通せます。
産業革命から始まった一昔前の時代は
まさに
「大量生産・大量消費」のN倍化
が求められる時代でした。
社会に求められる人材といえば
- みんなと競う中で一番強い人
- なんでも満遍なくこなせる人
このように、みんなと同じことができ、その中で長けている人(いわゆる学校の優等生)が重宝されてきました。
そのため、教育においてもテストの点数がいいことや集団を乱すことなく卒なく動けることが1番とされ
とにかく勉強の内容を覚えること、言われたことをしっかり守れる子どもの育成に力を入れてきました。
(スポンジ力の育成=言われたことを吸収する力)
ですが今の時代は
新しいものを生み出す
「創造・刷新」の0to1
が求められる時代です。
そのため社会に求められる人材も変化しました。
- あまり多くの人が目指さないところに目をつけ、アイデアを仕掛けられる人
- ある領域に特化した異端児
このような人が今の時代の中心となっています。
そして今の子ども達にも、もちろん
産業革命の時に求められていたような力
ではなく、
創造と刷新の世界で求められる力
が求められています。
では、次にこれからの時代を生きる子どもが身につけるべき力について具体的に話していきます。
子どもに身につけさせるべき力
先ほども言いましたが、
「創造・刷新」の0to1を生み出すことが求められる時代には、他の人と何か違うように感じ、動ける人が価値創造の中心となります。
価値創造が求められる世界で中心的存在となるためには、
やはり
自分なりの見方・考え方
ができなければなりません。
(自分なりの見方・考え方についてはこちら↓)
-
-
今、話題のアート思考とは?『13歳のアート思考』内容紹介・感想
続きを見る
自分なりのモノの見方や角度から現象を捉え、必要なエッセンスを見極めていく。
このことを意識し、重ねていくことで
0to1の思考を養うことができるようになります。
小学校の段階でも0to1の思考を育てるために取り組めることは多くあります。
- 現象や対象を自分なりに受け止める訓練
- どのような要素があり、どのような性質で、それぞれがどのように関わっているのか構造的に見る訓練
- 文章や数式、絵、チャートなどで内容を表現する訓練
- 意図的に違う視点で見る訓練
- なぜ?なぜ?と物事の意味合いを深く何度も考える訓練
これらは全ての教科に共通して行える訓練ですので、授業でも意識して子どもに取り組ませるようにしてみてください。
この訓練を通して子どもは
表現力や論理力、コミュニケーション力
を圧倒的に鍛えることができます。
そしてその力が0to1の思考と結びついていくのです。
育成する上で抑えるべきポイント
今までの日本の教育はみんなが同じレベルになるようなマシンとしての子どもの育成を図っていました。
しかしこれからの教育はここの部分を大きく転換しなければいけません。
みんなと同じではなく、一人ひとりが違うということにフォーカスしていかなければならないからです。
そこで、重要なのが
その人なりの心のベクトル
を育てることです。
先ほども言いましたが、自分なりの見方や考え方、そして感じ方ができるようになること指します。
そのために学校教育で必ず抑えておくべきポイントは
- 意味、目的を主として教えること
- 知識の吸収を第一とするのではなく、体験やものを読む中でその人なりの感じ方、引っ掛かりから生まれる「気づき」を重視すること
- 社会規範として「一人ひとりの存在を尊重する」「人に迷惑をかけない」ことは理解させておくこと
オリジナルの考え方ができる一方で、
あらゆる考えも受容できる人間にならなければなりません。
「創造・刷新」の時代とは、
多様な考えが溢れる時代でもあります。
そして日本でも多様な考えに触れる機会は移民という政策を通して今後増えていくことは間違いありません。
日本に生きる子ども達が世界から遅れないように
そして国と国の垣根を超えた壁のない社会で生きていくためにも
この記事にあげた力をぜひ学校現場で培っていただければと思います。
『シン・ニホン』では、
- データとAIが生み出す未来の世界像
- 日本の現状と今後の世界での勝ち筋
- これからの時代に求められる人材とは?
- これからの未来について
など、かなり詳しく分析されています。
教師としてこれからの未来がどうなるかは知っておくべきことです。
興味のある方はぜひ読んでみてください!
こちらの記事もこれからの教育について書いていますので、よろしければお読みください!!
-
-
子どもの思考力を伸ばす授業作り『イシューからはじめよ』より
続きを見る
当ブログについて
当ブログでは教育の他に
- おすすめの書籍
例
-
-
これからの時代、小学校で育成するべき子どもの姿『シン・ニホン』より
続きを見る
- ブログ運営
例
-
-
【ブログを始めたい教員必見】初心者でも簡単にできるブログの始め方を現役教員ブロガーが解説
続きを見る
- 教師ができる資産運用
例
-
-
株式投資なら誰でもできる!!小学校教員が給料以外で収入を得る方法
続きを見る
についても発信しています。
特にこれからの時代は、公務員といえど将来の資産が安定して増えていくとは限らなくなりました。
公務員だから、教師だからお金のことについては学ばなくて大丈夫
という考えは正直古いです。
逆に教師だからこそ、子どもたちにお金の大切さや資産の増やし方などを伝えていけるように資産運用について学ぶ必要があります。
当ブログをきっかけに資産運用についてもぜひ学んでみてください。