教育

小学校において学級の荒れや学級崩壊を防ぐために意識すること5選

悩んでいる教員
6月や11月になると、毎年子どもたちも中だるみしてきて学級が荒れてくるんだよな。

どうすればこの状況に対処できるんだろう。

このようなお悩みを解決します。

こんな方におすすめ

  • 学級が荒れ始めて困っている
  • 学級崩壊にならないための手立てが知りたい

学級が荒れてきたらどうしよう、もしかして荒れ始めている?と不安になる気持ちとてもわかります。

私も毎年、6月ごろになるとこの不安がよぎります。

ゴールデンウィーク明けから祝日のないジメジメとした6月であったり、運動会や校外学習など行事が終わった11月というのは、どうしても子どもたちも疲れが出て、目標に向かうことが難しくなります。

そして、しんどさや不満が溜まり、徐々に荒れという形で表れ、学級も不安定になってくる。

これは、どの学級でも起こりえることです。

なので、先に言っておくと100%起こさないということは不可能

しかし

起こり始めた時に、荒れに対して冷静に対処できるかどうかは、次の大きなトラブルを防げるかにつながってきます。

そこで、私も常に意識している学級の荒れを最小限にとどめ、学級崩壊を未然に防ぐためのポイントを5点紹介します。

現状にお困りの先生方の手助けになれば幸いです。

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今まで以上により多くの子どもと関わる機会を増やす

1つ目は「今まで以上により多くの子どもと関わる機会を増やす」です。

そもそも学級の荒れというのは、子どもが教師の指示を聞かなくなってくるところから始まります。

何を言われるかではなく誰に言われるか

子どもたちに指示が段々と入っていかなくなるのは、この言葉に集約されていると私は思います。

どれほど正しいことを言われたとしても「この人に言われたくない。」「この人の話は聞きたくない。」と思われていたら指導は絶対に入りません。

なので、やはりまずは子どもと先生の関係を改めて深めていくことに注力すべきだと考えます。

関係を深めるためには、子どもと多く関わることが欠かせません。

休み時間は今まで以上に一緒に遊ぶ時間を取る、休憩時間には何気ない会話に積極的に参加していくなどして、子どもと笑い合う空間・時間をしっかりともつ。

そうして、子どもたちにおもしろい先生だなぁと改めて思わせることが重要です。

そのように関わっていくと、きっと子どもも小さな悩みや不安を少しずつ話してくれるようになります。

そして、この小さな悩み・不安の情報をしっかりとキャッチしておくことが、大きな荒れを防ぐことに繋がります。

なので、関わるということは本当に大切なことなのです。

この時期だからこそ、多くの子どもと関わり、関係性を豊かにしていきましょう。

指導はシンプルにする

2つ目は「指導はシンプルにする」です。

学級が荒れてくると、目に付く行動も増え、同じ子を一日に何度も注意することもあると思います。

また君かという思いから、ネチネチと前に注意したことも含めて叱ってしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし、問題行動の大半は、子どもたちも悪いこと・いけないことだと思ってしているので、いくら長く叱っても反省するとは限りませんし、なんなら段々と話を聞かなくなってきます。(そして、そのことでまた叱るなんてことも...)

なので、叱るときは、とにかく短くシンプルに伝えることが大切です。

相手の言い分を聞いた上で、どの点がなぜいけなかったのかを短く指摘する。

また、同じ時間に同じことで何度も注意することはやめたほうがいいです。

1時間の授業で2度注意して聞かないのなら、その授業では諦める(※ただし他の子に危害が及んだり、自身の命に関わることは全力で止めなければいけません)

そして、また違う時間に繰り返し伝えることの方が効果的です。

より公平に子どもたちに接する

3つ目は「より公平に子どもたちに接する」です。

子どもたちは先生が皆に対して公平であるかにとても敏感です。

教師自身が不公平な扱いやえこひいきをしているつもりが全くなかったとしても、子どもがそう感じてしまうこともあります。

例えば毎回授業中に私語をしている子どもと、珍しく私語をしていた子どもに対する声かけ、指導はきっと違いますよね。

でも子どもにとっては、この声かけ一つをとっても不満が溜まっている中では、心の内で先生を評価しています。

もしも今、表面的に学級が落ち着いていたとしても、知らず知らずのうちに不公平感が学級全体を覆い不満が溜まっていくと、ある時に爆発してしまい、指導が通らなくなってしまいます。

この不公平感を子どもたちに抱かせないためにも、ぜひ今一度子どもたち全員に公平に接しているか見つめ直しましょう。

公平に接するためには基準を明確にしておくことです。

「このラインを超えることは絶対に許さないよ。」と子どもたちと共通認識し、その基準をもとに指導を行う。

これが公平さの第一歩になるでしょう。

管理教育はどうなのか、自主性や個性を尊重していくべきだという考えが広まっていますが、学校生活に必要な管理については、明確な基準を示し断固として貫かなければいけないと私は思います。

普段通りに取り組み、頑張る子を認め続ける

4つ目は「普段通りに取り組み、頑張る子を認め続ける」です。

荒れている中でも、一切の影響も受けずに何事にも真面目に取り組んでいる子は少なからずいるはずです。

ぜひ荒れている時にこそ、そのようにひたむきに頑張る子に目をむけ、その子たちにとってプラスになるような声をかけ続けてください。

学級が不安定になると、どうしても問題行動にばかり目がむき、そういうことを行う子への指導が大半になってしまいます。

そのような中で頑張る子への声かけが減ってきてしまうと、そのような子が「先生はいつも怒ってばかり。」「自分達のことは見てくれていない。」と感じるようになってきます。

2:6:2の割合は教師をしている私たちに広く浸透していますが、良くも悪くも流される6割の子を良い方向へと導けるかどうかが荒れの分岐点になります。

なので、普段通りのことをきちんと取り組んでいたり、人のために働きかけていたりする子の行動はしっかりと認め、学級内で価値づけを徹底してしていきましょう。

頑張る子が「僕たちはこのまま頑張ればいいんだ。」「授業中に勝手なことをしているのはおかしなことなんだ。」としっかり思っていてくれれば、大きく学級が崩れることはありません。

教室環境を徹底して整える

5つ目は「教室環境を徹底して整える」です。

これについては、教室環境を整えたから落ち着くという明確な根拠はありません。

しかし、経験的に学級が落ち着かない教室は、ゴミが平気で床に落ちていたり、ロッカーの整理整頓ができていなかったりします。

教室環境が乱れてきたから、学級も不安定になるのか、学級が不安定になるから教室環境が乱れてくるのかはわかりませんが、乱れた教室の中で、落ち着いて学習に取り組むことはできないと私は考えています。

なので、教室環境を徹底して整え、学習の注意が散漫にならないようする。

これはどの時期でも大切ですが、特に不安定になってきたかもと感じたら意識してみてください。

朝子どもたちよりも少し早く教室に行き、ほうきをかけ、黒板を磨いておく。

帰りの会で、ロッカーや引き出しの中を必ず整理整頓する時間を取る。

帰る時には、机と椅子を目印に合わせてから帰る。

ロッカーや棚の名前シールが剥がれていたら直しておく。

など、とにかく子どもたちと徹底して整えましょう。

もしできない子がいたら、一緒にしたり、帰った後に手直しをしておくなど、少しの労力で荒れの確率を減らすことはできます。

教室環境が整っている場合、教室内のちょっとした変化にも気づきやすくなります。これも大きな荒れを未然に防ぐことに繋がるので、整えていて損は絶対にありません。

必ず若手教員のためになる考え方をまとめてみた。一生役に立ちます。

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終わりに

小学校、中学校の現場は、本当に多様な価値観を持つ子どもや保護者に対応する日々です。

そのような激動の中で、学級を1年間安定させて終えることは、どんなベテランの先生であろうと至難の業だと思います。

荒れを完全に防ぐことはできませんし、学級崩壊だって誰にでも起こり得ることなのです。

なので、もし現在学級の荒れや崩壊に苦しんでおり、自分の力がないからだと感じている方がおられたら、そこまで気負う必要はないと私は思います。

ここから、先に述べたようなことを意識して学級の子どもたちに関わっていけばいいのです。

そしてぜひ少しでも現状が改善していけば御の字ですし、きっと良くなると私は考えます。

また、苦しい時こそ自分でなんとかしようと思うのではなく、周りを頼るようにしてください。

頼ることは恥ずかしいことではありませんし、あなたの評価が下がるわけでもありません。それよりも周りと手を取り、困難を乗り越えていくことのほうが100倍も1000倍も大切です。

大変ですが、やりがいがあるこの仕事をお互い頑張っていきましょう。

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