
投資して損はしたくないしなぁ。
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
市場の平均利回りに勝てるような銘柄を選びたい!
これは誰もが思うことです。
今回は必ずこれを買えば利益が出る!ということはお伝えできませんが、利回りを高くするための銘柄の選び方について紹介します。
この記事を参考に投資先について改めて考えていただければと思います。
本記事の内容
- 割安株と成長株の利回り
- 配当利回りと利回りの関係
- PERと利回りの関係
先に述べておきますが、投資に絶対はありません。
過去のデータから未来を推測することは可能ですが、それが必ず起きるわけありませんので、ご了承ください。
それではいきましょう。
割安株と成長株の利回りについて
過去のデータを元に調査をすると
割安株(バリュー株)は成長株(グロース株)よりも高い利回りを提供します。
ファンダメンタルズ(企業の経済状況)に比べて
割安な銘柄を割安株(バリュー株)
割高な銘柄を成長株(グロース株)
と言います。
割安株は
- 石油
- 自動車
- 金融
- 公共事業
などのように市場が成熟しており、将来への期待が薄く、収益が景気と連動しているものを指します。
一方で成長株は
- ハイテク
- ブランド力の強い消費財
- ヘルスケア
など利益が今後も伸びていくと期待され、景気の影響を受けにくいと思われているものを指します。
成長株の方が大きな利益をもたらしてくれるように見え、魅力的に感じるかもしれません。
しかし、実は割安株の方が成長株よりも一般的に高い利回りを提供しているのです。
配当利回りと利回りの関係について
S&P500でも証明された配当と年率の関係性
配当利回りと最終的な投資利回りには強い相関があります。
ジェームズ・オショネシーは1951-1996年の期間中、大型株のうち配当利回り上位50社の利回りが大型株全体の年率を1.7%上回ったことを示しました。
また、S&P500でも配当利回り別に5つのグループに分け、利回りを調査した結果、配当利回りが最も高いグループは高いトータルリターンを示しました。
S&P500(全体) 11.13%
配当利回り(最高グループ) 14.22%
配当利回り(最低グループ) 9.69%
ダウ10戦略とは?
この結果を利用した投資の戦略があります。
それがダウ10戦略です。
ダウ平均構成銘柄のうち配当利回りが最も高い10銘柄をある年の12月31日に買い、翌年いっぱいまで保有します。
翌年の12月31日になったら、その時点で配当利回りが最も高い10銘柄と入れ替えます。
これを繰り返すだけです。
これと同じ手法で「S&P10」もあります。
こちらはS&P500を構成する銘柄の時価総額上位100銘柄の中から配当利回りが高い10銘柄を選びます。
過去50年で
ダウ10の年率利回りは14.08%
S&P10の年率利回りは15.71%
を記録しています。
S&P500の利回りが11.13%(1957-2006)ということを考慮するとかなり高い利回りであることがわかります。
また、下落局面でもダウ10戦略は驚異の数字を見せています。
1973-1974年の下落局面では
ダウ平均の利回りが26.5%
S&P500の利回りが37.3%
も下落したのに対して
ダウ10は2.4%も上昇しています。
2000-2002年にかけてはS&P500の利回りが30%以上も下落したのに対し、ダウ10の下落は5%未満に留まりました。
このように高配当利回り戦略は投資家に高い利回りと安定したボラリティ(値動き)を提供してきたのです。
PERと利回りの関係について
株価の尺度として重要なのがPER(株価収益率)です。
1970年代、サンジョイ・バスはS・Fニコルソンの研究を発展させ、PERが低い株式の利回りがPERの高い株式の利回りを大幅に上回ることを発見しました。
S&P500を構成する500社すべてのPERを5つのグループの分けて、利回りを調べた結果、PER最低グループの利回りが最も高くなりました。
S&P500(全体) 11.13%
PER最低グループ 14.30%
PER最高グループ 8.9%
まとめ:高配当な割安株が狙い
今回のことを参考に今後投資をしていくならば以下の3点を意識することになります。
- 割安株
- 高配当
- 低PER
この3点を考慮した投資法としては
やはり高配当ETFです。
SPYD、VYM、HDVのあたりをコツコツと長期的に買い増ししていくことで高い利回りと、そして多くの配当金を手に入れることができます。
高配当ETFについて学びたい方は以下の記事をご覧ください。
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