
何かアイデアの引き出し方が知れる本はないかなぁ。
このような悩みを解決してくれる本
あります!
本記事の内容
- 『アイデアのちから』の紹介
- 本書を読んでみた感想
- 本書の内容と授業をつなげる(小学校教員向け)
この本を読めば、アイデアの生み出し方を構造的に理解することができます。
「多くのアイデアに関する本を読んできたけど、今ひとつ自分のためになってないんだよな。」と思われている方も安心してください。
一定のフレームワークに従って、アイデアを生み出していくことで優れたアイデアに出会える確率は格段に高くなります。
それでは、本書の感想・レビューにいきましょう!
『アイデアのちから』の内容について
優れたアイデアは
才能ある人が天才的な思いつきで生まれるもの
だけではありません。
私たちのようないたって普通の人でも
一定のフレームワークに従ってアイデアを練り込んでいくことで、優れたアイデアに出会える確率はグンっと高くなります。
この本は腎臓泥棒の例をはじめとして、寄付金のテストや差別のシミュレーション、サブウェイのダイエットなど様々な事例や実験を使い、広まりやすく記憶に残る優れたアイデアには特徴があるということを分析しています。
その特徴は大きく6つに分けられ、トレーニング次第で誰もが今までより他人に訴える優れたアイデアを作ることができるようになるとチップ・ハースは考えました。
その6つとは
- 単純明快である
- 意外性がある
- 具体的である
- 信頼性が高い
- 感情に訴える
- 物語性がある
そして、それらの頭文字を取って
SUCCES
と呼んでいます。
この「SUCCES」のフレームに当てはめて考えていくことで優れたアイデアを引き出しやすくなるのです。
この本で紹介されている話は、確かに今まで気にしては来なかったが言われてみたらというものがたくさんあります。
そのため、誰にでもピンときやすい内容になっているので読みやすさもあります。
読んでみた感想
実験や事例を織り交ぜながらSUCCESの一つひとつを解説しているので、とても読みやすくわかりやすい内容となっていました。
上でも書きましたが、
「言われてみると確かに!」
という内容が多かったので、読んでいて私自身もSUCCESの法則がピンときやすかったです。
ただ、例が多く本のボリュームとしてはかなりあるので、
「結論だけ早く知りたい!!」
と思っている人からすると少しまどろっこしさを感じてしまうかもしれません。
ゆっくりじっくり読んでいきたいという人には向いています!
授業で使える内容(教員向け)
授業や学級経営上の指導で、子どもたちに理解を促すために意識するべきポイントが本書にはつまっていましたので、紹介させていただきます。
ぜひ明日からの実践につなげてみてください。
単純明快に話す
話の核となる部分を抽出し、伝えるようにしましょう。
3つ以上のことを一気に話すのは、話していないのと同じである
というような格言もあります。
1つにポイントを絞って伝えることを心がけてください。
そうすると子どもたちもすんなりと内容を理解することができます。
隙間理論をつく
人は知っていると思っていたことに知らない情報が入ってくると好奇心をくすぐられます。
例えば
秋になると葉っぱが緑から赤や黄色に変化する
ということは子どもたちも知っています。
そこで
ではなぜ色が変化するのでしょう?
と、そういえば知らなかったという部分にスポットを当てるわけです。
このようにまずは子どもたちも知っていることにスポットを当て、復習してから未知なる問題を提示すると子どもたちも意欲的に問題解決に取り組むことができます。
具体的に伝える
小学生にはとにかく
具体的
に物事を伝えるようにしましょう。
この時、具体的を意識するあまり話が長くなってはいけません。
具体的かつ単純明快に説明することが大切です。
うん、難しいですね。(笑)
具体的に伝えることは頭の中でイメージを広げることができます。
抽象的な概念が乏しい子どもには、具体的であればあるほど行動に移しやすくなります。
事象シミュレーションを使う
子どもたちが問題解決をするにあたって有効な手立てが
事象シミュレーション
です。
事象シミュレーションとは
- 問題がどのように発生したか
- その時自分はどのように行動していたか
これらのことを事細かく頭の中で再現していくことです。
このように出会った過去の問題について詳しく思い出していくトレーニングを行っておくと、問題解決の能力が高まるそうです。
ぜひ、個人的なトラブルやクラスの問題が発生した際は、この事象シミュレーションを使ってみてください。