
今回は全253ページにも及ぶ『マネーの公理』の内容をギュッつ凝縮し、私なりの投資方法と絡めながらお伝えしたいと思います。
「本を読みたいけど、どうしても時間が取れない。」という方はぜひこのブログを読んでください!
大切な部分のみを厳選しております。
それでは早速学んでいきましょう。
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そもそもマネーの公理とは?
マネーの公理とは、
合理的にリスクを取ることを厭わないスイスの投機家のクラブで生まれた賭けに勝つための教えのことです。
それはチューリッヒの公理と呼ばれ、リスクとマネジメントに関する内容の公理が全部で12あります。
私や多くの人と根本的に考えが違う部分が
賭けること、リスクを取ることを厭わない
という点です。
誰もが勝ちたいとは考えますが、誰もが賭けたいと考えているわけではありません。
私も含め、ほとんどの人が賭けることなく勝ちたいと思っているはずです。
ですが、
本当は賭けずして金持ちにはなれない
とするのが本書の考えです。
人生において、富であれ、個人の名声であれ、利益として定義できるものを増やすには、自分の所有物や精神的な満足感をリスクに晒す必要がある。
『マネーの公理』
スイス人の投機家たちは自分をあえてリスクに晒すことで成功を収められるという結論に達したようです。
この点は私自身とても共感できます。
何かを得るためには何かを捨てなければいけないというトレードオフの考え方やエッセンシャル思考がしっくりきます。
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日本人の多くは未だに安全思考のぬるま湯に浸かっています。
給料をもらって、そのお金を貯金する。
これが王道であり、人生の成功だと考えています。
しかし、給料だけでは決してお金持ちにはなれません。むしろ中間所得の低所得化が激しくなり、格差が広がっている今の時代においては貧しくなってしまう一方です。
資本主義社会の恩恵をフルに一般市民が受けるためには投資をしなければならないのです。
もしあなたが教員や公務員であるなら給料で安定している分、投資のリスクを受け入れて挑戦すべきではないでしょうか?
では、前置きが長くなりましたが、公理の解説に移りたいと思います。
第一の公理「リスクについて」
多くの人が安全をつかもうとし、そこから抜け出せなくなっています。
しかしむしろもっと冒険をすべきだこの公理では主張します。
リスクのない投資というと預金や国債くらいですが、リスクが低くなるとその分リターンも小さくなってしまいます。
だから、もしも金持ちになりたいと思うならばリスクを負いにいけと伝えています。
本書では、公理の補助的な役割を担う副公理というものが登場します。
(副公理1)いつも意味のある勝負に出る
(副公理2)分散投資の誘惑に負けるな
少し副公理2について解説をすると、本書の分散投資における見解としては
- 分散投資をすることであなたの資産が取るに足りない金額で終わる
- 分散投資は利益と損失で互いに相殺してしまう
- 銘柄が増えるとその分多くの時間と勉強が必要になる
と分散投資では安全性ばかり気にしていて金持ちにはなれないとマイナス面を上げています。
ごりおの見方
本書の分散投資への考え方は共感しかねます。
分散投資は確かに少額の資産だと1つ1つにかける金額が少なくなるので取るに足りない金額になってしまいます。
しかし、ETFを利用すればその問題は解消されると考えています。
ETFの組み入れは各セクターで同等の比率にはなっておらず、それぞれのETFの強みもあります。決して相殺されるわけではありません。
しかもETFの場合は銘柄の入れ替えを勝手に行ってくれるので手間も勉強も必要ありません。
このような強みがあり、かつ個別株よりも安全性も確保されています。
なので私はETFを用いた分散投資には大いに賛成しています!
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第二の公理「強欲について」
スイス人の名言がこの公理の核心をついています。
「幸運を引き伸ばすな!」
どうしても勝ちが続いていると、人はそれが永遠のもののように感じてしまいます。
欲が心を支配してもっともっとと求めてしまうからです。
だから私たちは投資をする上で常に自分の欲をコントロールしなければいけません。
常に早すぎるほど早く利益を確定させるべきだとこの公理では伝えています。
(副公理3)あらかじめどれだけ利益が欲しいのか決めておく
ゴールを決めておくことで欲をセーブすることができます。逆にゴールを決めておかなければ人は永遠に求めてしまいます。
なのでゴールを決め、常に勝利は続かないということを念頭に置いておきましょう。
ごりおの見方
この考えにはとても共感できます。
”足るを知る”という言葉があるように、どこかで自分の満足を決めておく必要があります。
永遠に勝ち続けたり、一発大きな儲けを夢見たりしている時点で欲にまみれたギャンブラーに成り下がってしまっているのかなと思います。
常に頭の片隅に投資にはリスクがあるということを意識しておくだけで大きな損をすることを避けられますし、そこそこ勝つというところにも近づいていけます。
投資に過度の期待は禁物だと肝に銘じておきましょう!
第三の公理「希望について」
この公理は、損をし始めたらすぐに逃げろというものです。
これは個人投資家のcisさん(『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』の著者)も同様の考えをされています。
この公理に登場するジェラルド・ロブの経験則では
株価が自分の保有している間につけた最高値から10~15%下落していたら利益が出ているか出ていないかに関わらず売却すべきだ
と述べています。
ただこの決断をするには相当の苦痛が生じます。
なぜならもし損切りした後に下落した株が高騰したら?という後悔の恐怖が伴うからです。
また損切りをすることは自分の間違いを認める行為に他なりません。
人間は自分の判断が正しかったと思いたい生き物であり、「この価格の下落は一時的なものだ!」と自分の言い聞かせて信じてしまうものです。
(副公理4)小さな損失は人生の現実として受け入れよ
大きな利益を待つ間は、何度かそのような経験をすると考えておきましょう。
ごりおの見方
私はこの公理の考えとは反対の行動を取っています。
それは、長期投資を軸に資産の最大化を図っているのと、毎月の配当金の最大化を目指しているからです。
私が考えるにこの公理は、どちらかというとキャピタルゲイン(売却益)を中心としています。そのため、インカムゲイン(利子・配当による収益)を 狙う投資家は流動的な売買は求めていません。
あなたが早くお金持ちになりたいタイプなのか、ゆっくりでもお金持ちになりたいタイプなのかをはっきりさせておかないと、投資の軸がぶれてしまうことになります。
ちなみに私は連続高配当株や高配当ETFへの投資を行い、短期的な売買は考えていません。明らかな損失がある際は検討しなおすといったところです。
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